昭和生まれの寿老人

チクリ、チクリと社会風刺を取り交ぜ是々非々を論じます。

安らかに。

 愛するご主人を亡くし五年の年が流れた。
一人気強く家を守り、日々花を絶やさず育てる
事が好きだった奥さんが、ある日ひっそりと
子供らに見守られる事なく独り静かに亡くなった。 

その家を見るたびに、亡くなられた奥さんが
庭先に出て薔薇の花を抱き
明るく元気に挨拶をしている様に
私には見える。


心の中で「安らかにお眠り下さい」と祈る。