あるパチンコ店での事、年の頃は80才位の老人、性別は男
その老人は決まってある種の遊戯台にしか関心がないようで
今日もその台に挑戦している。
その台とは「海シリーズ」一球一円の台で、普通台（一球約
４円）の約４倍は遊べるいま流行りの一円台で、毎日ふらっ
と入店しては一万円前後の出玉を換金して帰る。セミプロ級
の腕前である。

出玉の数は、台上部にデジタル表示されるので、誰でもが遠
くから見る事ができる。既に７０００円位は出しているだろ
うか。
しかし、この人には一つ悪い癖がある。それは出玉を台の下
皿に目一杯詰め込む行為で、いわゆるゴトシがやる行為であ
る。

過去、何度も店員から注意をされているにも関わらず今日も
また台の下皿に球を一杯入れている。
リーチも掛かり既に６連チャンの大当たり。そこにやって来
たのは店員ではなく制服姿の警察官。
台の下皿に溜まった出玉を見られ御用となった。
「台で出た球を全て持って来なさい」と言われ、小さくなっ
て警察官と何処かへと消えて行った。
きっと大きなお灸をされた事でしょう。
ゴトシがやる不法な行為はまねるべきではないですね。
公権力を背景にした娯楽場（パチンコ屋）ですから。